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Jan.31

泡盛に宿る樽の息吹! 「暖流」を擁する神村酒造の魅力

明治15年の創業から泡盛を作り続けている神村酒造。樽で熟成させた泡盛「暖流」が有名で、ほかにも伝統的な製法の泡盛「守禮」や酒カスからできるもろみ酢などを作っています。限定商品の開発など、新しいことへのチャレンジ精神も旺盛な酒造です。

今回は神村酒造へお邪魔し、主力の泡盛「暖流」を中心にこだわりの製法やおいしさの理由、おすすめの飲み方などを伺ってきました! 泡盛が好きという方はもちろん、これから泡盛を飲んでみたいという方もぜひご覧ください。

先人のチャレンジ精神を継承した「暖流」

暖流
神村酒造といえば、淡い琥珀色が特徴的な泡盛「暖流」が有名。泡盛は通常タンクや甕(かめ)に貯蔵しますが、暖流はウイスキーのようにオーク樽に貯蔵して熟成させた泡盛を使用しています。そのためオーク樽の香りがしっかりと移り、ウイスキーのような甘いバニラの風味が楽しめるユニークな泡盛になるのです。

今回は、社長の神村盛行さんと工場長の渡久地洋平さんに暖流の魅力を語っていただきました!

――1968年に誕生した暖流ですが、どうして樽を使うことになったのですか?
インタビューにこたえる神村さん
神村さん「ウイスキーメーカーとの関わりがあり、樽が身近にあったので、泡盛を樽に入れてみようとなりました。また、戦後の沖縄ではウイスキーが主流で泡盛は日の目を見ない状況。ウイスキーの要素を取り入れてみてはどうかという挑戦から生まれたお酒です」

――古樽を使われていると伺いました。使用する樽にはどのようなこだわりが?
インタビューにこたえる渡久地さん
渡久地さん「古樽も新樽もありますが、なるべくは一度ウイスキー作りに使われた古樽を使っています。オーク樽を使うとなったときに一番いい樽は何かと調べてみると、アメリカのバーボン樽がよかったので、暖流は基本的にバーボンの樽です。これを使うことで無色透明な泡盛にウイスキー並の琥珀色がついて、バニラのような香りがグッとつきます」

――「暖流30度」と「暖流古酒40度」がありますが、違いは熟成具合だけですか?

※古酒:3年以上熟成させた泡盛を100%使ったもの

渡久地さん「ブレンドを変えているので、熟成具合だけでなく味も違います。暖流は樽から出した原酒とタンクなどで熟成させた古酒、そして新酒をブレンドしています。新酒をブレンドすることで、さっぱりとしたキレを作り出すんです。暖流古酒は兄貴分的な存在で、すべて古酒でブレンドすることでよりまろやかな味に仕上げています」

――おすすめの飲み方を教えてください。
神村さんと渡久地さん
渡久地さん「樽貯蔵のお酒なので、ウイスキーの楽しみ方としてハイボールがあるように、やはり炭酸割りのスタイルがおいしいと思います。このごろは泡盛を炭酸割りで楽しむ方も増えている感じがしますが、その中でも暖流は特に合うと思いますね。暖流の炭酸割りのことを『暖ボール』と呼んでいます」

神村さん「暖ボールを飲むなら、特に食前がおすすめです。食中はぜひ、お料理と一緒にロックでゆっくりと飲んでみてください」

暖流という名前は、かつて琉球の先人たちが大陸との交易のために暖流(黒潮)の荒波を乗り越え、沖縄の豊かさを築き上げたというチャレンジ精神にあやかったもの。その名にふさわしく、泡盛の新しいスタンダードを作ろうという気概にあふれたお酒です。

神村酒造の古酒蔵では、暖流をはじめさまざまな泡盛の試飲が可能。暖流ひとつ取っても種類によって味が変わるので、ぜひ飲み比べてお気に入りを見つけてみてください!

樽香を閉じ込める! 暖流ができるまで

巨大なタンク
工場長の渡久地さんの案内で、酒造所を見学させていただきました。
酒造所は、巨大なタンクや甕(かめ)、そして暖流作りに欠かせないオーク樽が所狭しと並べられて圧巻の風景!
渡久地さん
泡盛の作り方を丁寧に説明してくださる渡久地さん。さまざまな行程の中でも、泡盛で特に重要なのは沖縄の風土での酒造りを可能にする「黒麹菌」だと教えてくださいました。この黒麹菌がクエン酸を生み出し、保存の役割を担うのだそうです。

泡盛の作り方については、「泡盛って実はヘルシー! 泡盛マイスター直伝の魅力をご紹介」に詳しい内容が載っていますので、こちらもぜひご覧ください!
泡盛を貯蔵するオーク樽
暖流を作るためには、出来上がった泡盛をオーク樽に貯蔵するという神村酒造ならではの行程があります。神村酒造で使用しているのはウイスキーの中でもバーボンの樽ですが、バーボンの樽は小さいため、熟成させている間に蒸散してしまう泡盛の量がほかの樽より多いのだそう。しかし小さい分グッと味が染み込み、バーボンの樽は内側が焼かれているので、熟成が早くなるとのことです。
原酒と比較
オーク樽から取り出したばかりの原酒(写真左)は、本当にウイスキーのような琥珀色をしていました。匂いをかいでみると、バニラの甘い香りが強くただよってきます。この原酒に古酒と新酒をブレンドし、唯一無二の泡盛・暖流が作られるのです。

予約をすれば、1名から団体まで無料で酒造所を見学することができます。興味のある方は、ぜひ見学してみてください。

伝統とチャレンジ! 神村酒造の泡盛ともろみ酢

「守禮」について話す渡久地さん
神村酒造の泡盛は暖流だけではなく、創業当初から作り続けている伝統の泡盛「守禮」もあります。守禮のこだわりについてもお話を聞いてきました。

――守禮はどのような泡盛ですか?

渡久地さん「暖流と違って、無色透明のスタンダードな泡盛です。原料のタイ米に黒麹菌をつけて『米麹』を作るのですが、このとき米の内部までじっくりと菌糸を入れる『老麹(ひねこうじ)作り』を守っています」

――季節限定の「秋泡盛」や「冬泡盛」についても教えてください。
冬泡盛
渡久地さん「冬泡盛は、おでんなど季節の食事に合わせておいしく飲んでいただくために作った泡盛です。初心者にも食事を通して気軽に楽しんでもらいたいので、度数を下げて作っています」

神村酒造では、泡盛を作ったあとに残る酒カスを絞った「もろみ酢」も販売しています。もろみ酢にはアルコールが一切含まれておらず、健康にいい成分がたっぷり含まれているので、誰でも気軽に楽しめるドリンクとして人気を集めています。
神村さん
――もろみ酢の魅力を教えてください。

神村さん「もろみ酢は、黒麹菌を使うことによるクエン酸とお米由来の18種類のアミノ酸が豊富で、とても健康にいいドリンクです。もろみ酢を作る際には黒糖やオリゴ糖を入れているので、女性に人気です。うちでは通常のもろみ酢にあわせて、梅の風味を加えた『うめかおる』も販売しています」

――「うめかおる」はどのようなもろみ酢ですか?

神村さん「『うめかおる』は梅果汁を配合したもろみ酢です。もろみ酢は癖があって苦手という方もいらっしゃるので、お子さまでも飲みやすいように開発しました」

酒カスはもろみ酢にするほかにも、ハンバーガーのソースやチーズの材料、豚の飼料、畑の肥料など、さまざまな活用方法があります。神村酒造では地元の企業や農家などへ酒カスを提供し、地域貢献もしているとのこと。「この土地と一緒に成長していきたい」という神村さんの思いが伝わるエピソードでした。

好きな飲み方で泡盛を楽しもう

地下蔵
樽に入れてみようというユニークなアイデアから生まれた暖流や伝統的な味を継承する守禮、季節に合わせて開発したお酒のなど、神村酒造には多くの泡盛がラインナップされています。また、予約で酒造所を見学できるほか、購入した泡盛を地下蔵に預けて古酒作りをすることも可能。自分だけのラベルを貼ることができるので、きっと思い出に残る体験になりますよ!

暖流を炭酸で割った暖ボールはもちろん、ロックや水割りなど泡盛にはさまざまな楽しみ方があるので、ぜひ好みの飲み方を見つけてみてください。

 
神村酒造の泡盛はイオン琉球オンラインショップにて購入できます。

店舗取り扱いについては下記のとおりです。
暖流琥珀伝説30度720ml 沖縄県内イオン・マックスバリュ(マックスバリュ店舗にて一部取り扱いが無い店舗がございます)
神村芳醇浪漫35度720ml 沖縄県内イオン店舗

神村酒造の商品は、ネットスーパーでも購入できます。
神村 暖流琥珀伝説30度 720ml
https://www.aeonnetshop.com/shop/g/g100000000112304942968000714/
神村 守禮30度 1800ml
https://www.aeonnetshop.com/shop/g/g100000000120004942968000844/

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