2016.11.24 イベント

ボージョレ・ヌーヴォー解禁! 今年の出来を直撃取材しました

去る11月17日(木)に、イオン那覇店1階“まちあわせの広場”にて、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁イベントが行われました。

「ボージョレde全員集合」と称したイベントのメインは、ラジオジャック・公開生放送! 皆さんおなじみのMCの方々が、ボージョレ・ヌーヴォーの味わいや魅力をいち早く届けてくれました。

そこで今回は、ボージョレ・ヌーヴォーの解禁イベントの様子をご紹介します! マスターソムリエの照屋 実氏からお伺いした、今年のボージョレ・ヌーヴォーの魅力も併せてご紹介するので、ぜひ最後までお付き合いくださいませ♪

ラジオがとにかく面白い! マスターソムリエとMCのボージョレ談義

公開ラジオ収録
ラジオの公開生放送は朝9時から開始。公開生放送に参加してくれたのは、竹中 知華さんがMCを務める「カラフル」、ひーぷーこと真栄平 仁さんがMCを務める「ティーサージパラダイス」、みーかーこと玉城 美香さんがMCを務める「チャットステーションL」、金城 奈々絵さんがMCを務める「アイランドトゥデイ」の4番組です。

14:00から行われた「チャットステーションL」には、マスターソムリエの照屋氏がゲストとして登場。解禁イベントに相応しい、ボージョレ・ヌーヴォーにまつわるお話を聞くことができました。

そんななか、ライターが最も惹きつけられた話が、今年のボージョレ・ヌーヴォーの出来についてです。

玉城さんが、「今年のボージョレ・ヌーヴォーの出来はどうですか?」と質問したところ、「収穫量が悪い」とまさかのコメント。一瞬の沈黙の後、会場はリスナーを中心にざわつきましたが、結果として今年のボージョレ・ヌーヴォーはかなりよい出来だということが判明しました。

照屋氏いわく、今年の3~4月にボージョレ地方にヒョウが降ったせいで、葡萄のつぼみや花などがかなりのダメージを負ってしまったんだそう。そのため、ワイン業界の方々は「今年はボージョレ・ヌーヴォーが作れないのでは」と心配していたようです。しかし、ヒョウが降ったことでつぼみが自然と摘花。結果的に品質のよいものだけが残り、その葡萄が8~9月に太陽の光を存分に浴びて美味しいワインになったとのことでした。

さらに、今年のボージョレ・ヌーヴォーは、当たり年とされる2009年の状況に酷似しているそうです。というのも、2009年のときにも葡萄の収穫量が少なく、ボージョレ・ヌーヴォーの生産が危ぶまれたんだとか。しかし葡萄自体のクオリティが高く、口コミでボージョレ・ヌーヴォーの美味しさが伝わったことで、12月時点ですでに購入が難しくなってしまったとのことです。

照屋氏は、今年のボージョレ・ヌーヴォーも2009年と同様に、年内には売り切れてしまうのではないかと予想していました。その見解に、MCとリスナーは驚きの表情。また、会場内にあるボージョレ・ヌーヴォーの売り場では、その話を聞いてもう一本追加で選ぶ方も見られました。

じつは、「チャットステーションL」に照屋氏がゲスト出演するのは毎年恒例とのこと。まるで友達のような気さくな掛け合いに、会場は終始笑顔で溢れ、ライターも思わず笑ってしまいました。
イベントを訪れたたくさんのお客様
そして、MCと会場にいるリスナーの盛り上がりに惹かれるように、徐々に多くの人だかりが。皆さん楽しそうにラジオを堪能し、ボージョレ・ヌーヴォーに興味を寄せていました。

マスターソムリエに聞きました! おすすめボージョレとそれにあう料理

ワインソムリエ
マスターソムリエの照屋実氏に、イオンから発売されているボージョレ・ヌーヴォーについて色々とお話を伺ってきました。また、料理にも精通しているとのことなので、一緒に楽しめる料理についても聞いてみましたよ♪

トロフェ・リヨン ボージョレ・ヌーヴォー コンクール2015年最高金賞受賞ワイン
トップバリュセレクト “ドメーヌ・ド・ラ・プラス ボージョレ・ヌーヴォー”
きれいに並ぶワイン
“ドメーヌ・ド・ラ・プラス ボージョレ・ヌーヴォー”は、さくらんぼや木苺のような果実の芳香が魅力的です。葡萄が凝縮しており、タンニンもあるため、しっかりとした味わいを楽しむことができます。しかしながら、酸味は抑えめなので、ボージョレ・ヌーヴォーならではの甘さを存分に感じられる一品となっています。

さらに、上品な味わいと、力強いアルコールを感じられることから、「ボージョレ・ヌーヴォーは軽くてどこか物足りない」というワイン通の方でも美味しく飲むことができます。

なお、“ドメーヌ・ド・ラ・プラス ボージョレ・ヌーヴォー”は、お肉料理やチーズとの相性が抜群です。ワインそのものの味わいが力強いので、お肉の場合はシンプルなステーキ、チーズなら少しだけ香りにクセのあるものを選んでみてもいいかもしれません。

ボージョレの売上、コンクール受賞歴No.1の最高ワイン
“ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー”
デザインがかわいいワイン
“ジョルジュ デュブッフ ボージョレ・ヌーヴォー”は、甘さや果実味がしっかりしており、フレッシュさとフルーティーさのバランスがよいワインです。

クセがなく、フレッシュで爽やかな味わいなので、和食との組み合わせがとてもよいです。なかでも、すき焼きの甘辛のタレによくあいます。

トロフェ・リヨン ボージョレ・ヌーヴォー コンクール2015年最高金賞受賞ワイン
“ジャンシャール・ピヴォ- ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー”
金賞を受賞したワイン
“ジャンシャール・ピヴォ- ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー”は、通常のボージョレ・ヌーヴォーよりもワンランク上の葡萄で作られたワインです。

去年のコンクールでは最高金賞を受賞しているのですが、今年はさらに葡萄のできがよいので、最高金賞を受賞間違いなしのワインです。それほどのクオリティなのに、お値段もかなりお手頃です。

お肉なら、脂身のあるサーロインがベスト。お肉の脂とタンニンをマリアージュさせることで、より美味しくいただくことができます。また、ワインが力強いので、チーズも滑らかなものよりは独特の香りや味わいがあるものがいいかも。たとえば、コクのあるシェーブルチーズなどがおすすめです。

ボージョレと同じ黒葡萄・ガメイ種を使用したスパークリングワイン
“デュック ロワイヤル ガメイ スパークリング”
美味しそうなワイン
“デュック ロワイヤル ガメイ スパークリング”は、厳密にいうとボージョレ・ヌーヴォーではないのですが、ボージョレ・ヌーヴォーと同じ品種で作られたスパークリングワインです。

甘みがあるためデザートワインとして楽しめますし、軽やかな飲み口から時間や場所を選ぶことがないため、オールタイム気軽に飲むことができます。

普段ワインを飲みなれている方のなかには、「正直ワインは飲み飽きたな」という方もいるはず。しかし、“デュック ロワイヤル ガメイ スパークリング”は、ワインに飽きてしまった方にこそ飲んでほしいおすすめのワインです。
なお、開栓後2~3日経って酸味が強くなってしまった際には、氷と甘い炭酸を入れて飲むと美味しく飲むことができます。

ちなみに、「2016年のボージョレ・ヌーヴォーに、キャッチコピーを付けるなら?」という質問もしたのですが、今年は作り手によって個性があり、さまざまな品種が出ているので一括りにはできないとのこと。しかし、敢えて何かしらのキャッチコピーを付けるなら、「絶妙なバランス 柔らかな酸味とフレッシュな甘み・果実味が感じられるボージョレ・ヌーヴォー」とお応えいただきました。

その言葉だけでも、今年のボージョレ・ヌーヴォーの味わいに期待ができますよね。

来年の解禁イベントも、ぜひお楽しみに

イオンのボージョレ・ヌーボー
いかがでしたか? イベントは終始大盛り上がり。会場が一体となった素敵なイベントでしたよ。見に行ったよという方はもちろん、まだ一度も見に行ったことがないという方も、来年のイベントにぜひ参加してみてくださいね。

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