ホタルガラス「七海シリーズ」とは?
ホタルガラスとは、沖縄のお土産として有名なガラスアクセサリーの一種で、色ガラスと銀箔を組み合わせ、キラキラと輝く様子からホタルガラスと呼ばれるようになりました。
その中でも、長七屋が作っているのが、沖縄の7つの海の色を再現した「七海シリーズ」。
沖縄の海を持って帰ることができたら…という発想から、それまで主流だった青ではなく、慶良間諸島の海を再現した“ケラマブルー”、伊良部大橋から見た海を再現した“ミヤコブルー”、八重山諸島の川平湾を再現した“ヤエヤマブルー”など、場所によって表情を変える沖縄の海の色を忠実に再現しています。
長七屋では、ホタルガラスの製造からアクセサリーの仕立てまで、すべて職人による手作りで行っています。
ホタルガラスについて座間味さんと山口さんに伺いました!
長七屋の座間味さん(写真左)と山口さん(写真右)に、ホタルガラスの魅力をたっぷりと語っていただきました。
――長七屋さんのホタルガラスが誕生したきっかけを教えてください。
「取引先のホテルお土産店スタッフさんから相談を受けた事がきっかけです。
当時沖縄で人気のあったホタルガラスのほとんどが県外や国外で作られたものだったため、販売スタッフさんも心苦しく感じていたようです。それから県産品のホタルガラスを作り始め、1年後、せっかく沖縄で作るなら、沖縄にしかないホタルガラスを作ろうという事になり、試行錯誤の末、沖縄の海を再現した「七海シリーズ」が生まれました」
――「沖縄の海を、一番近くに」というコンセプトが素敵ですね。購入されたお客さまからはどのような声がありますか?
「沖縄旅行の思い出に訪れた場所の海を選ばれたり、お相手にちなんだ地域の海を贈り物に…とのご利用が多いので、「沖縄の海を思い出す」という声や、「相手の方にも喜んでもらえた」という声をよくいただいています。
中でも印象的だったのは、本土から離れて暮らす息子さんが沖縄にいらっしゃるため、ケラマブルーのアクセサリーを眺めながら、息子さんを想っているというお便りとお写真を頂いたことです。
長七屋のアクセサリーを通して、少しでも沖縄を感じていただけることが何よりも嬉しいです」
――ホタルガラス「七海シリーズ」はどのように作られていますか?
「それぞれの海の色にちなんで、数種類の色ガラスを組み合わせて、特殊な技法で作っています。キラキラとした質感に関しては、輝きを増すために銀箔の質にこだわったり、ガラスとの相性を考えて試行錯誤したりして今の形になりました」
――海の色や表情を作るためにどういったところにこだわりましたか?
「ちょっとしたガラスの量で色味が変わってしまうので、実際の海の色に合わせて、塗り方や銀箔の乗せ方など何度でも調節して、納得いくまで作っています」
――おすすめの商品を教えてください。
「普段使いもできるシンプルなデザインがおすすめで、その中でも特に雫型が人気があります」
――商品のお手入れ方法を教えてください。
「アクセサリーの素材は水分に弱いので、入浴や海水浴時には外していただくことをおすすめしています。また、日常でも汗などに触れたときは柔らかい布で優しく拭き取り、乾燥させてから保管するとより長くご愛用いただけると思います」
――商品の保証はありますか?
「すべての商品に1年間の保証書をつけています。また、保証期間が過ぎてもお直しは承りますので、お気軽にご連絡いただければと思います。ほかには、イヤリングなどを片方だけ失くされた場合は、残った片方を送っていただければその形や色味に合わせてお作りすることもできます」
ホタルガラスができる様子をご紹介!
実際に、ホタルガラスができるまでの様子を見せてもらいました!
※今回見せてくれたのは七海シリーズではなく、スタンダードな青色のホタルガラスの製作工程です。
ホタルガラス製造は、一粒一粒すべての工程が職人による手作業。
まずはバーナーで色ガラスを少しずつ溶かしながら、鉄心にガラス玉を作っていきます。
キラキラと輝かせるための銀箔を乗せていきます。銀箔は溶けずに、ホタルガラスの中にそのまま残ります。
また色ガラスを溶かし、銀箔を覆うようにガラス玉を作っていきます。
道具も使い、玉の形を整えていきます。
作業している間はとても暑く、また気をつけないと火傷をしてしまうこともあるとか。
出来た直後は緑色をしていますが……
冷めると鮮やかなブルーに!
鉄心がしっかりと中心を通り、綺麗な丸型が作れると、ネックレスなどのアクセサリーにしたときにバランスの取れた美しいホタルガラスになります♪
贈り物や自分へのご褒美に、“沖縄の海”はいかがですか?
思い出の海を持ち帰ってそのまま身につけられるのが長七屋のホタルガラス「七海シリーズ」。訪れた場所やゆかりのある場所で選ぶのはもちろん、好みの海色で選ぶのもおすすめです。
お土産や親しい人への贈り物、または自分へのご褒美に、ぜひ“沖縄の海”はいかがでしょうか?