2018.05.28 ライフ&ウェア

久米島は奇跡の土壌! こだわりの土から全て手作業で作る土炎房の美しきやちむん(焼物)

久米島の小高い丘に建つ、赤瓦の沖縄風木造の工房「土炎房」。そこからは遠く東シナ海を眼下に、ハテの浜、奥武島、イーフビーチと久米島の絶景が一望できます。今回は、久米島の豊かな土壌を活かし、ひとつひとつ丁寧に作られる久米島のやちむんをご紹介いたします。「やちむん」とは、沖縄の言葉で焼物のことをいいます。古くから沖縄の人々の暮らしによりそう伝統ある陶器です。

自然豊かな土壌から生まれる久米島のやちむん

レイヤー 1やちむんを作られて18年になる陶芸家の宇江城 昌順さん。宇江城さんの工房「土炎房」で作られる、やちむんの魅力についてお話を伺いました。

–土炎房のやちむんにはどのような特徴がありますか?レイヤー 3「土は100%久米島産のものを使用し、独自の配合で土をブレンドしています。久米島には、60種類以上の土が存在しているのですが、ここまで土の種類が多い島はめずらしいようです。大学の先生なんかもよく調査に来られますよ。」

–多くの種類の土を、どのように配合されているのですか?レイヤー 4「独自のブレンドで4~5種類の土を使っています。試行錯誤した結果、陶器にあうブレンド、シーサーづくりに適したブレンド、などオリジナルの配分で調合しています。また、作る工程も全て手作業です。機械は使いませんし、できるだけ久米島の素材だけで作る事にもこだわっていますね。」

–ここでしか感じられない独特の風合いがあるのですねレイヤー 5「独自の製法で作っているので、あまり他では見られないやちむんが多いと思います。全て手作業ですので、一個作るのに一カ月ぐらいかけて作っています。時間はかかるのですが、丁寧につくることを心がけています。」

久米島の土を使い、出来る限り久米島の素材で作りあげられた土炎房のやちむん。他の陶器とは一味違った風合いを感じることができます。ぜひ一度手にとって感じてみてください。

 

久米島の美しい海を彷彿とさせる、色鮮やかなやちむん

レイヤー 9土炎房のやちむんは、美しい海を彷彿とさせる「色」も人気の理由のひとつです。鮮やかなコバルトブルーは、土炎房から見える久米島の海を作品に投影しています。

–久米島の海のような本当に鮮やかな色ですよね。レイヤー 10「鮮やかな色が出せるようこだわっています。久米島の土そのものの色をいかした作品も作っています。久米島に来られなくても、久米島の雰囲気を楽しんでいただけるようなやちむんに仕上げました。」

–色以外にも、デザインのこだわりはありますか?レイヤー 6レイヤー 7「持つ部分にもこだわっています。少しくぼみがあるので、手に馴染みやすいデザインになっています。」

–やちむんの底に模様がありますねレイヤー 8「私が作っている作品にはこの模様を入れています。久米島の山の土を使っているので、山をイメージしています。」

–使いやすさや見た目の良さにもこだわっていらっしゃるのですね
レイヤー 11「若い方からご年配の方まで喜んでいただける作品を作ろうと、日々試行錯誤しています。やちむんの種類も、酒器やコーヒーカップなど普段の生活で使っていただけるようなものをご用意しています。」

–さいごに、お客さまにお伝えしたいことはありますか?レイヤー 2「普段から使っていただけてこそのやちむんだと思っておりますので、お求めやすくしております。是非一度使ってみて下さい。きっと良さがわかって頂けると思います。」

生活に密着した食器や酒器など中心に、“美しく”と”使いやすく”を常に追求されている宇江城さん。やちむん一つ一つから、こだわりと久米島の恵みを感じることができました。

土炎房のやちむんで久米島を感じよう

土炎房のやちむんは、イオン琉球オンラインショップで販売しております。
久米島以外では販売されていなかった土炎房のやちむん。久米島産泡盛と一緒に楽しんでみてはいかがですか。オンラインショップ限定セットもご用意しております。

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