2023.01.17 フード

沖縄のカレー屋さんの味をレトルトカレーで食べてみませんか?【カレーフェア】

1月22日は「カレーの日」だということをご存じでしたか?
カレーの日は、子どもたちの好きなカレーを全国の学校給食で提供できるよう、社団法人全国学校栄養士協議会が1982年に呼びかけたことにちなんで制定されたものなんです。

そこで、イオン琉球では2023年1月20日(金)~23日(月)まで、「カレーフェア」を開催!

その一環として、沖縄のカレー屋さんの味を再現したレトルトカレーの販売を沖縄県内のイオンで行います。
※店舗により品揃えが異なります。
※数に限りがございます。ご了承くださいませ。

今回は、販売するレトルトカレーのもとになった3つのお店に味のこだわりなどについて伺いました!

殿堂入りのランチカレーをレトルトに!「KOBA」

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宜野湾市の小高い丘に店を構えているのが、窓からの眺めも絶景のレストラン「隠れ家レストラン KOBA」。
ランチメニューではカレーを専門に(2023年1月時点)提供していて、那覇カレーグランプリで殿堂入りになるほどの人気メニューになっています。

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小橋川さん

――お店のお名前はどのような由来ですか?

「もともとは父親がkoba’sというレストランを1992年に創業して、2014年に僕が代替わりで宜野湾店を引き継いで、そのときに『KOBA』と変えました」

――なぜランチメニューがカレーなのでしょうか?

「昔はカレー専門ではなく、カレーはあくまでランチのメニューの1つでした。フランス料理って、2、30年前にはランチで食べるようなものじゃないイメージがあったので、それを払拭するためにカレーを提供するようになりました。
『KOBA』ではそれをちょっとアレンジして、宜野湾は家族連れも多いので、スパイスの量などを調整しています」

▼チキンカレー
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▼キーマカレー
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――お店の看板メニューであるカレーについて教えてください。

「チキンカレーに関しては、父親が2、30年前からずっと作っていたもので、そのレシピを受け継いで、少しスパイスなどを変えたものです。
それから、『那覇カレーグランプリ』の2015年で準優勝したのをきっかけに、ランチカレーのバリエーションを増やそうしました。翌年にはチキンカレーが優勝して、さらに翌年には沖縄らしさを取り入れた豚キーマカレーで優勝して、お客さんの注文もほとんどカレーになってきたので、ランチはカレーだけにしようと切り替えたんです」

――ルーの仕込みにはどれくらいかかるのでしょうか?

「早ければ3日、だいたい5日ほどかかります。出汁とかもけっこう取るのと、僕の代になってカレーをたくさん作るようになったので、レシピを変えたりもしたんですが、フランス料理がベースということもあり時間がかかりますね」
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――レトルトカレーについてお伺いします。どのようなきっかけでレトルトカレーを作ろうと思われたのでしょうか?

「もともと、沖縄のお土産として自分たちのお店の看板商品をいろんなところに置けたら、利益とかじゃなくただ嬉しいっていう気持ちがあったんです。
それがきっかけで、本当に運よく、基本手作業でやってくれる工場を紹介してもらって、満足のいくものが出来上がったと思います」

――レトルトカレーの開発で難しい点はありましたか?

「自分たちで作るのと工場で作るのとでは、同じレシピでも味が変わるので、苦労しました。レトルトは加熱するときに味が変わるなどの特徴があって、それで見直しをしたり、出来上がったあとに品評会に出したんですが、作りたてじゃなかったこともあって反応があまりよくなく、発売延期してスパイスを見直したりもしました」

――発売後の評判はいかがですか?

「たまたま、発売できるとなったときがコロナ禍でお客さんがぐっと減った時期で、常連さんなどが美味しいとたくさん買っていってくれました。自粛期間に、実家の両親にお家で美味しいものを食べて欲しいということで県外に送ってくれたりもしました」
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――そのままで食べても美味しいと思いますが、レトルトカレーのおすすめのアレンジなどあれば教えてください。

「お店で出す際には、後入れできるスパイスとクリームを添えてるんです。お家で食べるときも、生クリームやホイップクリーム、あるいは牛乳を入れていただくとまろやかになります。
豚キーマカレーのほうは、ひき肉をけっこう入れているので、レタスやトマトを入れてタコライスにするのもおすすめです」

――SANCHU!をご覧の方へ、メッセージをお願いします。
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「レトルトカレーを1度食べていただいて、お店のほうにも元の味のカレーをぜひ食べに来てもらえると嬉しいなと思います」

地元に人気の黒カレー!「ぬーじボンボン」

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南風原町の「環境の杜ふれあい」内にお店を構えているのが、2008年に泉崎で創業した食堂「ぬーじボンボン」です。
沖縄らしい食堂メニューやラーメンが中心ですが、那覇カレーグランプリの初回・第2回で優勝した名物「黒カレー」も人気メニューの1つです。

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奥間さん

――お店の名前はどのような由来ですか?

「『ぬーじ』がレインボーという意味で、『ボンボン』は造語ですが、てんとう虫のニュアンスで付けました。後付けですが、ボンがフランス語で美味しいという意味らしいので、その意味も込めています」
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――お店で提供している人気メニューを教えてください。

「黒カレーの他には、ハンバーグ、ラーメンもおすすめです。お昼中心にやっています」

▼黒カレー
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――黒カレーの特徴を教えてください。

「豚肉をベースに使用して、スパイスをじっくり炒めて、玉ねぎの甘みを出した黒カレーです。砂糖と小麦粉を焦がしたカラメルを使って、甘みと黒色をつけています。
カツカレーが人気で、通常トンカツは1枚ですが、無料で2枚にすることもできます」

――黒カレーの味わいのポイントを教えてください。

「元々は独立前に働いていたホテルの料理長から習ったもので、それを自分流にアレンジしたのが『ぬーじボンボン』の黒カレーです。甘さとコクを感じられるので、そんなに辛くなく、多くの皆さんに好んで食べていただけると思います」
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――レトルトカレーを作ったきっかけを教えてください。

「那覇カレーグランプリを主催している方にご提案いただいたのと、お店の味を皆さんにお届けしたいということで、作ることになりました」

――そのままで食べても美味しいと思いますが、レトルトカレーのおすすめのアレンジなどあれば教えてください。

「お店の人気メニューの1つに黒焼きカレーというのがあって、これを再現するアレンジがおすすめです。耐熱皿にご飯を入れて、カレーをかけて、さらにチーズをかけて軽くレンジで温めてもらうと、美味しくいただけると思います。もしあるなら、上からパン粉かけてオーブンでドリアみたいにするのもおすすめです」

コクとスパイスが溶け合う黒糖カレー!「あじとや」

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沖縄市泡瀬に店を構えているのが、2012年に創業し県内に3店舗を構える「あじとや」です。
黒糖を使ったカレーを特徴としていて、黒糖のコクや甘さの中にスパイスを感じるカレーが人気を集めています。

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山崎さん

――お店の名前はどのような由来ですか?

「名前はうちの奥さんが付けたんですけど、全部家族の頭文字です。開いたときは4人家族で、家族それぞれの名前から取って『あじとや』としました」
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――「あじとや」はどのような特徴のカレーを作っていますか?

「味の特徴としては、黒糖を使っているところが一番のポイントです。お店のすべてのメニューに黒糖を使っています。あとは極力、無添加のものを材料にして、健康に優しいカレーを作っています。
辛さはマニア向けではなくて、お子さんからお年寄りまで家族みんなで食べられるように辛さを調節できるようにしています。10番刻みで0から100まであるのですが、0番だとスパイスがまったく入っていないので、赤ちゃんでも食べられます。辛いのが好きな方であれば、100番に挑戦していただきたいです」

――黒糖選びにもこだわりがありますか?

「今は多良間産の黒糖を100%使うようにしています。黒糖は産地によって味が違いますし、いろいろ探した結果、年間通して味にばらつきが少なく安定供給できるのが、多良間産の黒糖でした」

――黒糖を使われたきっかけみたいなものはありますか?

「もともと、北海道でカレー店をやっていたのですが、そのときは上白糖を使っていました。そのときから、黒糖を使ったカレーをやりたくて。黒糖を使うとコクが出るし、味の深みが出るし、他の調味料を使うよりも味に厚みが出るんです」

――お店に来たらぜひ食べていただきたい、看板メニューを教えてください。

「看板メニューというと、今人気が出てきているのはレトルトカレーにもなっているキーマクリームチキンカレーですね。
他には、グリルチキンの入ったスープカレーもすごく根強い人気で、野菜もたっぷり入っています」

▼キーマクリームチキンカレー
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▼キーマチキンカレー
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――カレー作りにおけるこだわりポイントや、苦労されたことはありますか?

「やっぱりスープカレーのコクが重要です。ラーメンとかと一緒でスープのコクがないとあっさりしてしまうので、出汁を取るための骨とか野菜などのバランスはけっこうこだわっています」

――レトルトカレーを作ろうと思われたきっかけを教えてください。
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「北海道にいたときも、有名店はみんな作って販売をしていたので、僕もできたらいいなと思って、いろいろ試行錯誤して作りました。前は県外の会社にお願いしていたこともありましたが、沖縄の黒糖を使ったカレーなので、県内で完結できたらいいなと思い県内の工場にお願いしています」

――レトルトカレーの出来栄えはいかがですか?

「うちのカレーはほとんど無添加なので、お店の味とそこまで変わりなく作れたと思います。キーマクリームチキンカレーのほうは特に、僕の中ではすごく出来がいいなと思っています」

――そのままで食べても美味しいと思いますが、レトルトカレーのおすすめのアレンジなどあれば教えてください。

「お店では、どちらのカレーもチキンをグリルしてカレーと合わせて美味しいというのが特徴なので、グリルチキンを乗せていただくのがおすすめです。作り方としては、チキンを軽く下茹でして、それをフライパンでジュッと蓋をして焼くと、中はふっくらと、皮はこんがりと焼けます。
あとは、ピーマンやブロッコリーなどのお野菜を素揚げして具材に入れていただくのもおすすめです」

――SANCHU!をご覧の方へ、メッセージをお願いします。
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「鶏のひき肉とスパイス、それにクリームが入ることによって、お子さまでも大人でも楽しめるカレーに仕上がっていると思うので、クリーミーな感じが好きな方にはすごく美味しくいただけると思います」

ぜひ沖縄ならではのカレーの味をご賞味ください!

今回ご紹介した3つのお店の味を再現したレトルトカレーは、1月20日(金)~23日(月)まで開催の「カレーフェア」にてご購入いただけます。ぜひ、沖縄県内のイオンにてお買い求めください!
※店舗により品揃えが異なります。
※数に限りがございます。ご了承くださいませ。

また、それぞれのレトルトカレーの元になった美味しいカレーもぜひお店で食べてみてください!

▼KOBA
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▼ぬーじボンボン
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▼あじとや(泡瀬店)
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