2025.06.27 ライフ&ウェア

イオン琉球50周年記念ロゴマーク&かりゆしウェア最優秀賞受賞者インタビュー

イオン琉球は2025年3月1日で、前身である(株)プリマート創業から数えて50周年を迎えました。これまでの感謝とこれからの未来に向け、沖縄県内の学生を対象にロゴマークとかりゆしウェアのデザインを募集し、多くの応募の中から最優秀賞作品を決定しました。この6月にはイオン琉球50周年オリジナルかりゆしウェアが商品化され、販売が始まっています。ロゴマークおよびかりゆしウェアデザインの最優秀賞を受賞した2人の学生にインタビューしました。

イオン琉球グループの発展の願いを込めたロゴマーク

01_イオン50thロゴ_南風原店撮影カット-16

50周年のロゴマークの最優秀賞を受賞したのは、沖縄県立芸術大学でデザインを専攻する下川紗葉さんです。高校生の頃からグラフィックデザインに興味を持ち学び始め、大学進学後は、1年次ではデザインの基礎となる絵画や彫刻を、2年次に進級した現在はパッケージデザインに取り組んでいるそうです。

「将来的にデザインの仕事をしたいと思っているので、今回の50周年ロゴマークの募集の話を聞いた時に、今後のために、経験や実績を積む機会にできるのではと思い応募しました。制作期間がちょうど夏休み中だったので、友達が応募したのかやどんな作品を作るのか、周りの状況はまったく分かりませんでしたが、自分なりにいろんなことを調べたり考えながらデザインしました」。下川さんはそう話します。

大分県出身の下川さんにとって、沖縄と聞いて真っ先に思い浮かべるイメージは、ハイビスカスや海だったとのこと。そのイメージを活かし、ロゴデザインにはハイビスカスと、海から連想したサンゴをモチーフに取り入れています。また、「イオン」という言葉はラテン語で「永遠」を意味することを知り、「50」の数字をアレンジし、無限大の記号にも見えるようデザインしています

02_イオン50thロゴ_南風原店撮影カット-19

下川さんが自分のデザインの中でもっとも気に入っているのは、50の数字の色のグラデーションとのこと。

「無限大の記号は、視線を誘導する動きのある形をしているので、グラデーションを使うのにとても効果的なんです。イオン琉球のピンクパープル、イオンドラッグのピンクが少し強めの紫、ザ・ビッグのオレンジと、イオングループのイメージカラーがロゴの中で繋がるようにしています。イオン琉球の50年の歴史を大切にしつつ、永遠に希望や可能性が感じられるよう、今後のますますの発展への願いを込めました」。

下川さんがデザインしたロゴはイオン琉球の各店にポップやサイネージとして掲示され、たくさんのお客さまに50周年を伝えています。

50年の歴史を大切に、若い人も着たくなるかりゆしウェアを

03_平田さん-ポートレート他-17

イオン琉球50周年オリジナルかりゆしウェアのデザインで最優秀賞を受賞した平田琴巴さんは、専修学校インターナショナルデザインアカデミーの3年生。グラフィックデザインを専攻し、ポスターや冊子、ロゴデザインを学んでいます。今回の応募にあたり、普段よく着るTシャツなどではなく、ほぼ着る機会のないかりゆしウェアということで、「かりゆしウェアがどんなものか」というところからデザインを考えたそうです。

「かりゆしウェアはビジネスで着ることが多いですが、もっといろんな人が着られるように遊び心を入れたいと考えたのですが、いろいろと考えるうちに要素が増えすぎてしまって、そこからの引き算が大変でした。最終的にはマンタとプルメリアの花、ヤンバルクイナになりました。デザインのメインモチーフは花ブロックにすることは割と最初から決めていて、イオン琉球の50年という長い歴史を、沖縄で昔から愛されてきた伝統的な花ブロックの柄に込めています。実は自分の中では、自分なりの個性を出しつつかりゆしウェアらしいデザインにまとめられて、満点を出せるデザインができた!とひそかに思っていたので、実際に賞をいただくことができ、自信につながりました」。

04_ハンガーイメージ-2

平田さんのデザインをベースに商品化するにあたり、かりゆしウェア全体に、イオン琉球の本社がある南風原町の町花であるブーゲンビレアが控えめにあしらわれ、華やかさがありながら落ち着いた雰囲気に仕上がりました。3色のカラー展開と、女性はウェストシェイプ型、男性はボタンダウンになっているのもポイントです。

イオン琉球の50周年を彩る2人の学生のデザインを、店舗に足を運んでぜひ実際に見てみてください。

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